気になっているアニメ（というか最低でも1話は見ようと思っているアニメ）についてつらつらと。新規18作品＋続編5作品。一応PV付き。
新規アニメ（五十音順）
RPG不動産
まんがタイムきららキャラット原作。アニメーション制作動画工房。監督の越田知明さんは過去に「世話やきキツネの仙狐さん」や「池袋ウエストゲートパーク」の監督等。
まず監督からして動画工房の中でも作画には期待しづらいラインだというのが一つ。それと単純に中身に対してそこまで良い評判を聞かないことがもう一つ。総じて放送前からかなり不安な部類ではある。きららアニメ好きな人なので普通に完走はすると思うが…。せめて普通に楽しめるくらいの出来であってくれ。
阿波連さんははかれない
少年ジャンプ＋原作、制作FelixFilm。FelixFilmは「裏世界ピクニック」とか、「はねバド！」とか、「リーマンズクラブ」とか、とにかくライデンフィルムと一緒にアニメ作ってるCG会社のイメージしかないので、普通の作画アニメやってどうなるかは未知数。
とはいえそこまで作画リソースが必要なタイプの作品でもないし、PVを見る限りはクオリティに問題はなさそう。
あとキャラデザと総作監（4人いるうちの1人）はかぐや様の八尋裕子さんなんですね。かぐや様3期では総作監から外れてるし、こっちが引っこ抜いてきたのかな。
エスタブライフ
オリジナル作品。監督はごちうさシリーズでお馴染みの橋本裕之さん。劇伴は「宝石の国」「無職転生」等で劇伴を担当された藤澤慶昌さん。制作会社はポリゴン・ピクチュアズ、つまりフルCGアニメ。
FODで先行配信されていて、1話だけ無料配信中。見てみた感想としては、戦闘シーンに若干の物足りなさこそあれ、キャラクター達はしっかり可愛くて、それだけである程度視聴には耐え得るかなぁという感じ。依頼をこなしていくという設定上、脚本が1話完結型になりそうなのも好印象。
ぱっと見地雷臭が凄いけど、スタッフ陣を見ても1話を見た感じでも、それなりに期待しても良さそうな雰囲気はある。視聴リストに加えてみてはいかが。
おにぱん！
オリジナル作品。監督：太田雅彦、シリーズ構成：あおしまたかし、ってことで普通なら動画工房がアニメーション制作やりそうなところを、今作は制作WIT STUDIO*1。
WIT STUDIOがギャグ日常系（？）をやる、ってこと自体がまず珍しいので自然と興味が湧く。似たようなジャンル、っていう区分でもそれこそ「ローリング☆ガールズ」くらいしかないのでは。
あとそもそもこういうギャグ日常なジャンルのオリジナル作品ってのもなかなかない。最近でも「えんどろ～！」くらいなような…？
基本的にWITの作画力でこの座組の作るギャグ日常アニメを動かしてくれれば、まず間違いなくそれなりに面白いものは出てくるはず、ということで期待はしたい。あわよくばゆるゆりくらいの面白さを…！
骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
原作はオーバーラップノベルスより刊行。アニメーション制作はスタジオKAI×HORNETS。HORNETSの方はよく分からないけど、スタジオKAIの方は去年ウマ娘2期とスーパーカブを制作した実績あり。メインスタッフもどちらかの作品でお仕事の実績がある方が多いので、作画には期待できるでしょう。
というか実際問題PVの作画が良い。異世界転生ラノベアニメは基本前切りする自分がわざわざ見ようと思えるくらいには作画が良い。
中身は勧善懲悪っぽいので、敵方の胸糞悪さ次第でだいぶ視聴感が変わってきそうではあるけど、そういうのに耐性がある人はすんなり楽しめるでしょう。
あと監督の小野勝巳さんはシンフォギアシリーズの監督さん。スタジオKAI自体シンフォギアスタッフ中心の会社なので、その繋がりで呼んできたっぽい。
カッコウの許嫁
週刊少年マガジン原作。制作シンエイ動画/SynergySP。
PVからして作画は良くない…というか動かない。見ているこっちが不安になってくるくらいに動かない。髪の毛と口以外の部位の動きがあまりにも悪い。PVでこれって大丈夫か。制作体制も割と怪しいので、五等分1期みたいになる可能性もワンチャン…。
この手のアニメにありがちでヒロインの声優が鬼頭明里、東山奈央、小原好美と名前だけで視聴者をある程度集められそうな感じ。こういう有名どころだけ集めたキャスティングはあまり好きじゃない…んだけど、貧弱制作陣でも金を稼ぐためのビジネス手段の一つなので仕方がない。五等分1期とかあの出来でめっちゃ円盤売れたからな…声優パワー恐るべし。
OPは吉岡聖恵さん（いきものがかりのボーカル）。よく呼んできたな…。
可愛いだけじゃない式守さん
マガジンポケット原作。アニメーション制作動画工房。監督の伊藤良太さんは「イエスタデイをうたって」の副監督であり、「先輩がうざい後輩の話」の監督。
同じ動画工房制作作品でも、こっちは作画に期待できる方。PV見た感じもそれなりに良さそう。中身はよく分からないけど、普通に1対1のラブコメやってくれればそれなりに楽しめるでしょう。
それより本当にこれは大西沙織さんにやらせるキャラなのか…？感がある。原作全然読んだことないけど、PVの時点で何かこれじゃない感が…。まあどうせ慣れれば気にならないのだけど。
くノ一ツバキの胸の内
ゲッサン原作、制作CloverWorks。
とりあえずPVを見ましょうその1。
作画良くない？めっちゃ良くない？着せ恋明日ちゃんとは別ライン*2で作ってこのクオリティってどうなってんだCloverWorks。
キャラクターの多さは少し気になるけれど、女の子が可愛い美少女アニメほど見ていて楽しいものはない、ということで期待大。
それと監督の角地拓大さんはこれがTVアニメ初監督。頑張って欲しいですね。
群青のファンファーレ
オリジナル作品。監督の加藤誠さんは「やがて君になる」の監督、「明日ちゃんのセーラー服」2話では絵コンテ・演出を担当。アニメーション制作のLay-duceは過去にリリスパ、荒乙等。
かぐや様の放送枠を奪い取ってまで、土曜23:30から放送するくらいだから、相当気合の入ったアニメなんでしょう…と思わせといて作画そんな良くなさそうなのが辛い。Lay-duceの過去作からしてそんな作画良いものが出てくるわけがないんだけど、にしてもPV時点であまりにも希望のない…。
OPに巷で話題のJO1まで起用して、真っ向から女性ファン向けに売り込んでいるけど、果たして食いつく人がどれくらい出てきますか。ある意味見もの。
恋は世界征服のあとで
月刊少年マガジン原作。アニメーション制作project No.9。
題材が「怪人開発部の黒井津さん」と被り気味。よくもまあこんなニッチなジャンルを扱った作品が2クール連続したもんだ。
PVを見る限り作画はそこそこ。戦闘シーンもよく出来ているし、気合の入った一枚絵も散見される。そもそも今作の根幹はラブコメなわけで、このくらいのしっかりしたクオリティがあれば十分問題なく視聴できるでしょう。設定も普通に面白そうだし。
ただひとつ問題があるとするなら、それはFOD独占だということ…。
サマータイムレンダ
少年ジャンプ＋原作。完結済み。2クールで原作最後までアニメ化。アニメーション制作OLM。
PVを見る限りクオリティはかなり高そう。主人公花江夏樹はともかく、ヒロインズが新人声優×2なのも推せる。
シリーズ構成瀬古浩司さんだから下手な脚本が出てくることもないでしょう。詳しい内容は全然知らないけど、十分期待できる。
処刑少女の生きる道
作画は特に目立ったものもないというか、至って平均的なJC作品のクオリティなのだけど、メイン4人全員女子で一人クレイジーサイコレズじみた奴がいるってなると流石に百合好きとしては見逃せない。キャラ周りの設定としてはかなり興味をそそられる部類のやつ。
それとこの手の作画半端アニメは、演出次第でいくらでも印象が変わると思っているので制作陣の手腕にも期待したいところ。監督さんは過去に本好きの下剋上副監督等、JCの中ではだいぶまともな作品を中心にお仕事されているから期待できる…かもしれない。
SPY×FAMILY
少年ジャンプ＋原作。アニメーション制作WIT STUDIO×CloverWorks。
OPに髭男、EDに星野源を持ってきて、宣伝のために山手線をジャックし、渋谷スクランブル交差点のビジョンに広告を流す深夜アニメ…色々と規格外すぎて笑ってしまう。放送前からどれだけのお金が動いているのだろうか。
かといって映画みたいに芸能人起用なんてことは一切なく、声優陣はガチガチに実力のある方々で固められているのが素晴らしい。種﨑さんの面白系ロリボイス is 神。
そして放送枠は土曜夜の最高の時間帯を確保、配信もほぼ全部を網羅する盤石の布陣。オタクに対して親切でありがたい。
スタッフ陣に目を向けてみると、全体的に中堅～ベテラン勢で手堅く固められている印象。監督の古橋一浩さんは「HUNTER×HUNTER」（1999年版）の監督を務められた大ベテラン。キャラデザ総作監の嶋田和晃さんは「約束のネバーランド」のキャラデザ等、近年はCloverWorks作品中心に活躍。もう一人の総作監、浅野恭司さんはWIT STUDIO所属で「PSYCHO-PASS」や「進撃の巨人」のキャラデザ総作監等。
実力のある2つの制作会社それぞれから実績のある方々が選出されていて、メインスタッフ陣の安心感は相当ある。めちゃくちゃ凄い映像が見られる…！っていうわけではないだろうけれど、作画方面に対する心配はしなくてよさそう。
ならば中身はと問われれば、それはもう売上と評判が示している通りということで、総じて来期随一の期待作であることは間違いなし。楽しみにしております。
ダンス・ダンス・ダンスール
週刊ビッグコミックスピリッツ原作。アニメーション制作MAPPA。
とりあえずPVを見ましょうその2。
作画良くない？めっちゃ良くない？（2回目）。正直、チェンソーマン作っているところ以外のMAPPAからこんなに素晴らしい映像が出てくるとは全く思っていなかった。
監督は「ゾンビランドサガ」の境宗久さん、副監督は「体操ザムライ」の監督でゾンサガにもメインスタッフとして参加されていた清水久敏さん、ということで制作班はまんまゾンサガ作ったところ。
そしてバレエ演出には近年のシャフトの主力で、「アサルトリリィ BOUQUET」でチーフ演出を、「美少年探偵団」で監督を務められた大谷肇さんを呼んできてる*3。
ということでスタッフの面子はめちゃくちゃ信頼できる…のだけど、それにしてもMAPPA制作でこれ程クオリティの高いPVが出てくるとは完全に予想外だった。原作の評判もいいみたいだし、これは相当期待できるのでは。
ところで配信がディズニープラス独占って凶悪すぎません？今の時代にその配信体制は、もう知名度は捨てましたって言っているようなものでしょうに…。視聴予定の皆さんは録画を忘れないようにしましょうね（とか言ってる自分が忘れそう）。
であいもん
ヤングエース原作。アニメーション制作のエンカレッジフィルムズは過去にごちうさ3期等。
原作有り、シリーズ構成吉田玲子、ってことで話の方は安定しそう。
画の方に関しては特別クオリティが高いわけではない…けど崩れることもなさそう。可もなく不可もなく、よりは可が多いくらいで安定すると思う。
ただ、原作で良くない？とならないような一工夫は欲しい。こういう映像的に地味な作品は、アニメ化しても映像脚本ともに原作をなぞっているだけになりがちなので…そこでアニメだからこそ出来ること、アニメならではの付加価値が出せれば、良作以上にもなり得るんじゃないかと。
BIRDIE WING -Golf Girls’ Story-
オリジナル作品。制作のBN Picturesはサンライズの分社。
OP広瀬香美で、サブキャラのキャストに古谷徹と池田秀一…さてはおっさん向けだな？（名推理）
まあそもそもゴルフっていうスポーツ自体、比較的年齢層高めの方が馴染みのある人は多いと思うが、それにしたってこんな古臭くしなくても。キャラデザや作画も正直…。ほんとにこれで受けると思ってんのか。
あと本PVで”世界初 ゴルフ×ガールズ×アニメーション”とか銘打ってるけど、普通に空色ユーティリティに先を越されていて悲しくなってくる。しかも向こうの方がキャラデザ作画ずっと良いし可愛いし…。というかむしろ空色ユーティリティの方を1クールでやってくれ。Yostar Picturesさん頑張ってください（）
パリピ孔明
ついにP.Aが漫画原作作品を！と喜びたくなる反面、これもオリアニを外しまくった帰結なのかな…と思うと何とも言えない気持ちになる。高クオリティの作品を作りながらも脚本に恵まれないうちに、アニメ制作会社としての体力もだいぶ落ちているように感じられてならないここ最近。
とはいえそれでもまだまだそこらの制作会社よりは体力も技術力もあるだろうし、PVを見てもクオリティは申し分なし。脚本さえ良ければP.A作品は面白い、ってところを見せて欲しいですね。
ヒーラー・ガール
オリジナル作品。アニメーション制作Studio 3Hz。
とりあえずOP映像をペタリ。（曲が良い、アニメーションが良い）
3Hzがこれだけ高クオリティの作品を出してくるのって、それこそプリンセス・プリンシパル以来？って思ったけど一応SAO GGOもあったか。でもそれ以降は、ほぼ空気だったライフル・イズ・ビューティフルに、PAとの共同制作制作な上にスケジュールがヤバくて1回放送延期したA3!というラインナップ。
だからこそ久しぶりに、監督入江泰浩（ハガレンFA、灼熱の卓球娘監督）、キャラデザ秋谷有紀恵（天メソ、プリプリキャラデザ）というガチの布陣で3Hzのアニメが見られるのが素直に嬉しい。
それと音楽担当が高橋諒さんなのも推せる。最近だと「アイの歌声を聴かせて」の音楽・劇中歌の作編曲を手掛けてらした方。それとプリプリのOPED。上のOPも高橋さん作曲。
コンテンツとしては声優ユニットありきのアニメではあるけど、その分楽曲や歌には期待できるだろうし（前述の高橋諒さんの存在含め）、展開としてもどういうことをやってくるのか予想がつかなくて期待が膨らむ。
コケる可能性も十分あるけど、個人的には今のところかなり前向きに期待している作品の一つです。
続編アニメ（五十音順）
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-
安定。放送枠が土曜23:30から金曜24:00になったけど、大した影響はないでしょう。リアタイ人数は少し減るかもしれないけれど。
古見さんは、コミュ症です。 2期
特に書くことはない…かなぁ。なじみより強いキャラが出てくればいいけど、そんな気もあまりしないので、となると1期以上に話もギャグも強化される見込みがなく…まあそれでもある程度の面白さとクオリティは保障されているから見るけど。
まちカドまぞく 2丁目
制作陣1期と変化なし。原作の一番面白い部分をアニメ化するらしいので期待しかない。あとOPとEDの先行配信皆さん聞きましょうね、良いですよ、これ。
八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ
豊橋市民の私は「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」に憩いの場を得たので今作は今まで通り名古屋中心に東海地方を広く扱ってくれればそれで十分です。東三河の話題が少ない！と文句を言っていた以前の自分はもういない。
ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2期
新キャラ3人追加されるくらいであとは変わりなし。多分侑ちゃんの話が本線になるでしょう。侑ちゃんが作った曲を全員で歌って終わり、みたいな構成が一番綺麗だと思うけど…まあ何をやってくるかは本編見てのお楽しみ。
伊礼えりさん絵コンテ演出回がまた来ないかなぁ、中山直哉さんをまたどっかのライブシーンかEDかどっかに呼んでこないかなぁ、っていう期待はしてる。まあ伊礼えりさんは明日ちゃん10話に来てたけど。
総括
新規で特に楽しみにしているのは、「くノ一ツバキの胸の内」、「SPY×FAMILY」、「ダンス・ダンス・ダンスール」、「ヒーラー・ガール」の4作品。
その他期待できそうなのが「サマータイムレンダ」、「パリピ孔明」辺り。
そして続編も含めた来期の本命は「まちカドまぞく 2丁目」。
過去5chベストアニメランキングトップ5入りした作品の続編が1クールに纏めて3本*4。加えて新規作品の層も厚い。ということで相当な豊作クールになりそうな予感。CloverWorksアワーに名残惜しさを感じつつも、来期への期待感も高まるこの頃です。
その他
視聴予定でない作品について。
・アオアシ
Eテレはスルー。キャラデザ4人＆サブキャラデザ4人って制作体制大丈夫か？
・乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
制作ENGI→スルー安定
・このヒーラー、めんどくさい
制作寿門堂。クオリティも中身もたかが知れてるのでスルー。
・史上最強の大魔王、村人Aに転生する
制作はSILVER LINK.×BLADE。そんなにクオリティの低いものは出てこないと思う。ジャンルで前切り。
・社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
残念ながら幼女趣味はない。
・TIGER & BUNNY 2
普通に前作見てない。見たら見るかも。
・盾の勇者の成り上がり Season2
1期を見切った。その他続編ものは全て前作未視聴。
制作オクルトノボル→スルー安定
・ヒロインたるもの！～嫌われヒロインと内緒のお仕事～
ハニワ原作。見なくていいかな…。
・魔法使い黎明期
制作手塚プロダクション。中身興味ない＆作画に全く期待できないのでスルー。
・勇者、辞めます
制作EMTスクエアード→スルー安定
・ラブオールプレー
夕方アニメは見ない主義。
*1:直近に同じ監督シリーズ構成の組み合わせで「私、能力は平均値でって言ったよね!」をproject No.9でアニメ化している実績はある
*2:着せ恋は動画工房から移ってきた梅原Pのライン、明日ちゃんは福島Pのライン、今作はそのどちらでもない
*3:PVバレエシーンのキラキラエフェクトは大谷さんの影響？
*4:まちカドまぞく、かぐや様は告らせたい、ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
